退職の意向は確かに示した。
会社は、何の変哲もなく日々は過ぎている。
引継ぎ要員の募集の気配もない。
上司からの呼び出しも結局なかった。
所詮、私の仕事なんていなくても誰でも出来るらしいと
解釈する。
それなら、去るものは追わずと見て潔く去るしかない。
上司は、上司で今度の会計事務所との会議にも、
出席して欲しいと退職の話はまるでなかったような口ぶりだ。
その日は、折しも私の公休日。何とか日をずらせないかと言う。
今更、私などいなくても出来るはずだ。
おかげで休みを日延べになり、
まあ~最後のお勤めと思って諦める。
それは、妥協の範囲だが、
もう1つ不安要素が出てきた。相方が奥様の具合が悪く
休んでばかりいる事だ。
今後、引継ぎ者の募集をしないのであれば、当然この方に
引継しなければならない。
しかし、私が退職する事を聞いていながら出勤してきても、
どうも心ここにあらずと言う感じ。
聞くと、奥様は昔から緑内障を患っていて、それは薬で
抑えていたが、今度は網膜剥離になりその手術をして、
片目だけだが、その結果が思わしくないらしい。
黒い影が映るとか?悪性とか?
えっ?目のがん?それってあるの?と思う。
ネット検索すると出てくるかの有名人が侵され、眼球を摘出した話。
そのような状態なのだろうか?
男性なので、多くを語らないし、こちらも聞けない。
只、これからはもっと仕事を辞めないにしても休む日が
多くなると予想される。増して彼は再婚なので奥さんの連れ子は
いるらしいが、頼ろうとする実子はいないらしい。
この状態で、私は去る事が出来るのか?
しかし?辞めると言った以上覆す事も憚る。
退職する方向で失業保険がどうのこうの?と憶測してたのは、
やはり、そこまで到達した時に考えよう。
冬のビタミンCはみかんで取ってるが、そろそろ時期外れか?
はるみと言うみかんを買った。中々の美味だった。