隣の芝生は青いのか?

2人暮らしだけど、1人でお気楽食事がいい。けれど料理は無。 日々雑感、生活難、家族難多彩。内向的?毒舌が特徴。

母よ 葬式代くらい残して置いておくれ

今回の姉の逝去で 葬式代が意外に掛かる事がわかった。

世間で言う家族葬にしても通夜や式、火葬は葬儀屋が仕切って

やってくれるとは言えかなりの金額になる。

甥は、当初姉の貯金や口座の残高が分からず、

姉には貯金はわずかだと思い込んでたらしいが

葬儀屋の見積りを立てる時

しきりに資金不足を主張

私に、火葬場集合でそこでお経を上げるだけでいいか?

と聞いてきた。

 

恥ずかしい話なのかよく分からないが

姉の婚家は、大きな農家で土地持ちの家だった。

昔は、田園風景だったが 国道が近く次々と商業施設が立ち並ぶように

なった。

息子達の学費のため、土地を切り売りしたり

家の近くに建ったショッピングセンターの駐車場を貸したりしていた

そこそこ中流の家庭だった。

姑、舅や夫が亡くなった時に夫の兄弟や親族と

相続問題で揉め、彼らとはそこで縁を切った形になったらしい

全く疎遠のまま、亡くなった事も知らせてはいないし

また甥も連絡先すら知らなかった。

 

それで、小さなお葬式で充分である。

しかし、流石に火葬場直行はあり得るのか?

都会ならあり得そうだが、、、

そして私は香典として かなりの額を甥に渡した。

足しにして と言った。

 

後日分かったが、姉の口座の残高及び生命保険等もあり

関西で商売をしている次男の甥も助けてくれたらしいので

何とかなったらしいが

 

無知だったのか?

詳しい話も聞かず、基本の金額のみから加算されて行く金額に

🫢の連続

ふと、母の場合どうなるのだろうか?

まさか自分の方が先に逝くと思っていなかった当時の姉は、

県外の施設に入れて、地元で葬儀を行う場合

輸送費が高付くよね とか言っていた。

宗教に注ぎ込み、使い果たしたので、

母の資産は、資産価値のない実家と僅かの田畑のみ

売却しようにも、売れるかどころか荷物の処分で赤字に

なりそうである。

年金は右から左に施設費に行き、あわや追い銭を支払う状態である。

今から葬儀代を貯める事が果たしてできるのか?

最後に残された者に重責がのしかかってきた。

しかし、母より先に逝くかも知れない。

長姉、次姉が亡くなって考えた事だが、

母の気の強さや昔から異常に子供を支配する性格に

姉達は飲み込まれてしまったのではないかと思う。

 

 

母をやっと特養施設に入れた翌日姉は亡くなったのだが、

昨日施設から着信があってビクッとした。

思わず、次は母か?と身構えた。

入居後の様子の連絡で、慣れて元気に歩いているそうである。

施設から施設への引越しなので、

部屋が少し変わった位で、微妙に職員さん達が違うな

位にか思ってないのかも知れない。

お金に余裕があれば、100歳過ぎても元気にいて欲しいとは思うが、

母親に食われてしまいそうな自分の老後も

暗雲立ち込めそうである。