嫁が出産入院中、我が家に帰って来ていた息子2
元々の息子の部屋は物置状態だったが、
ベットやTVもあるし勿論エアコンも設置してある部屋だった。
この息子は元来、小さい時からやんちゃ坊主の典型で
物は壊すし、立ち振る舞いがまず乱暴。
家に居る頃は、エアコン付けたまま外出したり、音楽を聴く時は
常にボリュウムMax! ご近所から
騒音のクレームが来るのじゃないかといつもヒヤヒヤしていた。
バイクを乗りまわし、スケボーでバイト先に行く とんでもない放蕩息子だった。
それが、結婚して 女系家族（祖母、母、嫁）のマスオさんになり
きょうびのマスオさんは大事にされるらしいが…
息子も、この家では唯一の男子なので期待される分
頑張ったらしい？が ご飯は 料理上手なババ、母、嫁で
作っているが何食べてもおいしい！とは言っていたが・・
食卓は 家族全員でが暗黙の了解だそうだ。
偏食がすごく 嫌いなものは、絶対に食べなかった。が嫁か、嫁家族が上手く
矯正させたのか？よくわからないがまともな人間に更生されたと見る。
身内だと、甘えが生じるが他人の説教はちゃんと聴く耳を持つらしい。
私が出来なかった事を、意図も簡単に変えてくれた事に
あっぱれとしかいいようがないが、反面本当の親はなんなんだ？
と思ってしまう。
息子から見れば、
まるで初めて家庭の味を知ったみたいに嫁家族に馴染んでいったんだろう。
そこで？ エッ？と思ってしまう私だが
よくよく考えて見れば、
我が家はいつの間にか、家族団欒で食事をする習慣がなくなってしまった。
夫は、深夜勤務の自営業だったし、息子等は高校まではそれでも
夕飯は共にしていた。
それぞれが家を離れていった頃からだろうか？
夫とはTV番組の違いや、隠居夫になってからはお互い、好きな時間に
ご飯も食べ、私は自分の部屋にこもるようになった。
たまに帰省する子供達も友達と食べて来たとかいい、
家族いっしょにご飯を食べる機会は自然に希薄になった。
やはり、こういう家庭になった原因は、潤滑油的な役目を果たさなかった
自分の性格なのだろうか？と息子の放った一言で考え込んでしまった。
息子達は、あたたかい家庭に飢えていたのだろうかと思う。
しかし？だからと言って昔から虐待したとか、
そういう環境に置いた訳ではない。
仕事や疲労で余裕がなかったの一言である。
物を与える事でごまかした部分もある。
小さい頃は、同居の姑との葛藤や深夜勤務の夫は日中は睡眠で
子供等を公園や行楽 旅行には、母子家庭のように私1人の役目だった。
だが？そういう事は子供達にとっては、記憶にはないらしい。
役目と言うより、母親としての資質事態私には元々皆無だった。
子供が子供を産む。 今から思えばそんな状態だった。
息子が1時的に帰って来た部屋のエアコン。
猛暑で、24時間久々にフル回転してとうとうお亡くなりに・・（かなり古い電化製品）
その途端、帰ると言って去っていった。
だったら、なぜ？実家に戻る必要はなかったはずなのに。
やはり嫁なしの食卓は気まずかったか？よく心意はわからない。
親不孝は受け継がれているらしいが、私は母にして貰った事は
鮮明に覚えている。
おいしいお菓子をがある時は 自分は食べず子供にまず最初に必ず与えた。
雪道を、都会に帰る娘の荷物を持ってバス停まで送ってくれた事。
数えきれない程親にして貰った事はある。
だが？未だに母に対しても子にしたような理由で自己免除している。
後ろめたい免責は、子供にも影響してるのだろうか？
親が亡くなった時には、ちょっとは思い出してくれるかも知れない。
奔放で放任主義な母だったと・・・
