年賀に初めて4ケ月の孫を連れて息子夫婦が
我が家に来た。
いつものように、缶ビールを1ケース、酒好き夫婦のご進物に
持ってきた。
偶々頂いた『東京バナナ』があったので、お土産に渡す。
なぜか?お正月といえばお年玉だが、
わずか0歳の初孫にお年玉を与えても、親の小遣いという
思ってしまう私。
過って息子等が小さい頃は 夫の自営業も軌道に乗っていた我が家のバブル期。
毎年結構な年始客があり、子供のお年玉を沢山頂いた時代が
あった。それらはすべて私のお小遣いとなったが・・
夫が子供の為に学資保険とか色々積立してたのを知っていたので
散財しまくっていたが・・
今思えば、バカ親だったと思う。
この0歳児にお年玉は必要か?と昨年から疑問に思い
密かに 友達や会社の同僚にアンケートを取っていた。
『今年生まれた孫にお年玉やる?』
で、
”孫の積立口座を作ったと子供から聞いたからあげるよ~
でも、千円単位だよ。”
と言う意見が一番多かった。
夫も私も、自分達の経験から今あげると親の物と言う概念が
あったので渡す気持ちは無かった。当初は・・
だが可愛い孫の顔を見てるとやはり気持ちだけでも
あげたくなるのがジジババ本能。
ジイジがあげる気がないなら、私が少しでもと財布を見ると
万札のみだった。給料前に諭吉さんは痛い。
それで閃いたのが、家にあったポチ袋だけ持って、
孫の前で 夫の財布を取り、顎でほら?『金入れろ!』
と催促。
夫も万札しかなかったのか?その小さい袋の入口に
諭吉さん投入・・
ここで注意!万札しか置いてないプチブル家庭のように捉えれられると
語弊がある。
どちらもそれしかなかっただけの話だが・・
幸い私の懐の痛みはなかったが、
息子は、親が昔から夫婦折半制はもちろん知らないし、
ただ、
『オヤジはケチだがいつもどっかから金を持って来る。
が、母ちゃんは貧乏だ』
を暗黙の内に悟っている。
ただ! ただだ!
ジイジのポチッと漏らした一言がその場の雰囲気を台無しにした。
『俺の年金の1/6だあ~~~』
思わず、嫁っこちゃん
『あれ~お父さん お返しします~』
私、『何?冗談よ。気にしないで(-_-;) (-_-;)』
嫁っこはホッとし『貯金しときますぅ~~~』
息子 ひたすら傍観。『・・・・』
かくて、孫の口座が初めて開設された・・・