以前の職場で、一緒だったMさん。
私は、定年までいるからあ～
と言っていたが、結局人間関係の諸事情でそこを退職。
50代後半だったが、昔は証券会社に勤務し簿記などの
資格もあったので、その後、転職して社員、パートを経て
65歳で退職。
ダンナ様は自営業で、2人の息子さんは共に国立大学を
卒業され一流企業や公務員で勤務されている。
息子さん達の教育に関しては、一切ノータッチで
只、美味しい食事（ちなみに彼女は料理上手）を
与え人並の生活だけをさせただけと言う。
『勉強しなさい！』と一言も言った事がなく、
息子さんが 遅くまで勉強していたら
『何してんの？早く寝なさい！』派だった。
息子さんは、逆に周りの友人等の親の話を聞き知って、
そんな事を言う母親を不思議がった。
遠方の大学に入学し、下宿生活だった次男さんの所を始めて
訪問した時（それも院も含め6年間の内数回）
そこの寮母さんに言われた言葉を彼女の言葉を通じて聞いて、
印象に残っている。
その寮母さんが、対面して開口一番に言った言葉。
『一度、この子の親御さんにお会いしたいと思っておりました・・』
『どういう育て方をされたのですか？
私は、長年ここの寮母をしていますが、息子さんのようなお子様は
昔にはおりましたが、最近は手を焼く学生さんが普通なのですが・・』
息子サンの礼儀正しく、勤勉な生活態度を称賛し
さぞや小さい時からかなり厳しい躾をして来たのだろうと
思ったらしい。
この方は、最低限の躾と親が一生懸命働く姿を見せただけである。
後は、子供の滅多に見せない主張を尊重しただけ。
目から鱗と言うが、それが出来ずについつい口出す親の典型だった
自分としては、既に終了業務だが後悔後に絶たずだ。
子育て理論は沢山あるが、世の母親なら『勉強しなさい！』が常だろう。
それを言わなくてすむなら、親から見れば楽な事はない。
それを聞いて、我が子供等にも一時期 勉強 という文字をタブーに
した事があるが
子供等は、それをいいことに好き放題にやりまくり結局元の木阿弥になった。
頭のいい子と言うのは、元々その人に与えられた遺伝子が大きく占めるらしいが、
それを上手く生かす環境で成り立っていくと考える。
逆境でも、反面教師で眠っている才能が起き出す事もあると思う。
いずれにせよこの方は、よき息子さん等に恵まれた方です。
昨年、ダンナ様を亡くされたが、孫の面倒を見てという次男ご夫婦の元へ
引っ越しされた。同居ではないが 次男さん宅の近くにマンションを買ったらしい。
ブログの開設の仕方を教えて？と言われ拙い手解きでお教えしたが、
その時のブログを未だに、続けられたまに覘く事もあるが・・・
お茶と着物が趣味で、両方とも師範の腕前で、
アップされた画像は、着物姿が多い。
『オヤっ？最近更新ないなあ～』と思ったら、
何と、66歳でパートの仕事を得、働いていらっしゃる。週に2.3日らしいが
息子さん達にも、『働いてみたら？』と勧められたらしい。
働く公務員夫婦の孫の面倒、趣味の恒例行事で
お忙しいのに、パートまで活動的な60代だ。
購入されたマンションに遊びに来てと言われているが、
忙しい彼女と時間の調整が難しいそうだ。
彼女は、今お店？工場かでサンドイッチを作っているらしい。
