隣の芝生は青いのか?

2人暮らしだけど、1人でお気楽食事がいい。けれど料理は無。 日々雑感、生活難、家族難多彩。内向的?毒舌が特徴。

田舎の喫茶店で粘る中高年。小中学時友が『あの頃、私等は疎外されていた?』と昔の事を言った。

故郷に帰ったのに、実家に寄らずに延々5時間しゃべくっていた。

つい先日訪ねたから、母は元気だろうと思い込んでいる。

 

いつもは、それなりの市中心地で待ち合せするのだが、

今回は人数も少なかったので、実家から、数分の喫茶店で合流。

のどかな田園風景の中の喫茶店

それこそ、こんな所に一軒家が?見たいな喫茶店だった。

作業着や農家の野良仕事着のオッサン(笑)のたまり場か?と思いきや

意外に狭い店内女性客多し。

ご近所の奥さん連中のたまり場か?とも取れる。

 

現在の結婚した地では、職場で知り合った人も多いが

辞めてしまうと疎遠になった。

何時の頃からだろうか?結婚して姑もいたりしたのもあるが、

夫が嫌うので、友達を呼ぶ事が出来なくなってしまい,

私の社交範囲がかなり狭くなった。

ママ友とかも上辺だけの付き合いで、持続して気の合う友も

いなかった。結婚して性格が変わったようにも思う。

私の中で、いつの間にか社交性と言う性格が欠落して

常に職場と家の中だけの狭い視野になった。

実家に帰っても、子育て中は同窓生と会う機会も余りなく通り過ぎた。

 

この年になって、生活のしがらみから遠ざかると、

自由に会える同窓生達が貴重な存在なのかも知れない。

小中学生だった頃の話をしてると、その頃から何十年も経たなんて思えず

タイムスリップしたみたいに昔話に🌸が咲く。

 

その日は平日と言う事もあり、仕事の休憩時間に参加した友。

小中学校時、特に仲良かった人だが、

昔は、よく彼女の家に遊びに行き、『泊まっていけば?』と言われ

家に連絡すると即刻『ダメだよ!』と父が迎えに来てくれた記憶がある。

高校は確か、違って逢う機会も余りなくなっていった。

彼女は高校卒業後、銀行に就職。

 

あの頃は、私の輝かしき青春時代真っ盛り。遊ぶのが楽しくて

しかたなかった。進学した他の男女とつるみ、帰省しても

遊びや飲みに行ったりと忙しかった。

彼女から見れば、狭い田舎で私達が遊び呆けてる様を聞き知り、

声かけもなく疎外されたような気分だったらしい。

『遠い存在だったよ~』と言う。

確かに、あの頃は自由奔放だった。都会でカルチャーショック的な

別世界を見て、それに夢中だったし田舎に帰っても自分には

都会で輝ける未来があると思い込んでいた。

田舎の友は二の次的な感覚だったのだろう。

 

だが?都会の生活は挫折も多かったのは確かだし、

『夢破れて山河あり』も経験し舞い戻った田舎での就活は厳しいもの

だった。

 

思えば、そのまま都会に居残りたい為に、卒業時、

親が用意した堅実な就職先も全部ボイコットした私である。

新卒でもなく経験と言えば中小企業のOLの2年間だけ。

今のように公務員試験でも幅の利かせた年齢制限ではなかった。

だが、その時はそのちっぽけな経歴だけでどこか拾ってくれる所があると

甘い考えに浸っていた。

もはや、現役引退した今の私のような年代の父や母には何の効力もなかったし、

コネ入社の口も皆無のような状態だった。

就職先もままならず、銀行員として働いている彼女を

暇にまかせ訪ねていった事があったっけ。

 

 

彼女は私のように未だに嘱託の事務員で働いているのは同じだが。

化粧っけもなくても肌が綺麗で、髪も白髪も少なく

染めてる風には見えない。分け目の髪の豊富さに思わず目が行く。

自然の美しさが漂う。

私と言えば、グレイヘアーでもいいかな?と思いながら

やっぱり頻繁に染めているので、正面から見ると薄毛を気にしている。

親の介護や年金だけでは、生活もままならず働かずざるを得ない部分は

一致している。

もはや、若い頃どうだったか?なんて関係がない。

余裕のない老後は同じらしい。

 

実際は、実直な彼女だから、

老後資金を少しでも増やそうと考えているようにも思える。

  

他の面々は ずっと専業主婦とか、気晴らしに働きながら、

旅行や奉仕活動で社会に貢献してる人もいる。

 

 

何気に思ってない事が、実は相手の記憶には根強く存在するらしい。

今更何だ?と思うが当時は気付かなかった事が

何十年も経って、分った事もあると言う事らしい。

 

 

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 最初はコーヒーで待ち合わせして、別の口コミのいい飲食店に

移動する予定だった。

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この手作りのチーズケーキが何とも美味だった。



話が過熱したメンツは年齢で腰の重いのも加え、移動するのがメンド臭い!で一致。

オーナーの地元出身ではないらしい?ママさんが、

ライスが不足してて(-_-;)といいながらカレーは出来ます。と言うのをこじつけに

そのまま、オールドレディス達はランチもそこで取る事に・・・

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レトルトか?と思うが、具はそれなりに~~~だった。

 

実家近くの穴場を発見とも言える。母がもしもの時にはもしかしたらこの地に

再び移住も考えている。私の行きつけ第一候補になるかも知れない。