夫婦そろって、社交的じゃないので、
年々年賀状を書かなくなった。自分の友達はあけおめ！メールで済ます。
それも、面倒臭くなりここ数年はしていない。
しかし、浮世の義理で数枚はしかたなく手書きで書いている。
昔は、プリンターを使って書いていたが、パソコンを変えてから
接続すらせず、置物の粗大ゴミ化となっている。
ジイサン（夫）は、いつも私に書け！と持ってくるが、
自分で書いたら？と冷たくあしらったら、汚い字で書いたものが、
テーブルの上に置いてあった。
よくよく見ると、差出人が全部夫婦連名でなく自分の名前だけ
書き込んである。
どうやら この家は、自分1人で住んでるらしい。。。
まあ～どうでもいいけど。
こちとら、忙しいサービス業勤務。年末年始も仕事が恒例行事になって
早、10数年続いている。
私に1枚だけ書いてとよこしたのが、マスオさんになった息子の家の
ものだった。
そう言えば、母のお見舞い返しを持って行くのに
先日、初めてマスオさん宅に訪問した。
息子、嫁、嫁の母、嫁の母の母、が住んでる家である。
嫁の母は、離婚して実家に戻り、その家を改装して二世帯住宅にして
住んでいる。子供は未だ（人工授精中とか？）
結婚も、全て事後承諾だったから、唯一ご対面したのは、
嫁と嫁の母だけだったが、嫁の祖母は初対面だった。
料理が上手で、いつもこの3人で作る食事や生活に息子は満足してるらしい。
果して、頼れる『兄ちゃん』になり
実家に偶にしか寄り付かないが、それがこの息子の決断だから
何も言わない。
当初は、場所は知っていても疎遠にしてたが、母の頼みだし、
普通を装い訪問した。
名乗ると、祖母さんが『ハッ！』と顔色が変わるのが分かった。
だが、その後は始終友好的にお礼をのべ立ち去る時も、
見送ってくれた。
息子達が、私に対して（色々複雑な事情の遍歴は割愛するが）
疎外感を持っていたのは確かだ。
しかし？頼る時は別もんらしい。
年齢が行けば、分かると思っているが、
どちらも未だに子供を持った経験もないのでいつまでも便利な親だと
思っているらしい。
突然の訪問で、( ﾟДﾟ)させたのは分かるが、
もしかして息子が迷惑をかけているのじゃないのか？
と不安要素もよぎる。
夫婦二人暮らしは、いつまで続くかわからないが、
この状態は、私の理想の範疇だ。
