恒例の1ケ月に1回の実家訪問。
もちろん、御年91歳の1人暮らしの母の生存確認も兼ねる。
前日に、スーパー銭湯(家の寒いシャワーでは耐えられなくなった)
に最近日参しているが、ロッカーに服を突っ込もうとしてる所に
母からTEL。
母が所有しているマンションの件だ。
そこは、息子1が現在 居をかまえているが、手狭になった為
引っ越ししたい旨の相談を受けた。
1時は賃貸や売りに出しても売れなかった物件だ。
しかし?最近は何故か?売りに出しませんか?という押し売り不動産の
書類が来るようになった。
この機会に二束三文でもいいから売りに出すいい機会かもしれない。
所有者である母では、対応するには無理なので代理人の私になった。
さて、実家に向かう頃、寒の戻りかこの地方はあられや雪が降り、
県境の山越えは冬に逆戻り。
スノータイヤは既に外しノーマルタイヤしかも、タイヤの買い替え時で
溝なし?に近いタイヤで走行中。
夫は、60代後半で枯れ葉マークまでにはまだまだあるが、オヤジサーキット並みの
運転で常に追い越し車線一直線だ。
さすがに、まだ死にたくないし、
まして夫といっしょに極楽?地獄?行きも何だかな~
とドギマギしながら何とか実家に到着。
玄関に入ると、正面の廊下の左右の部屋から大きな声の二重奏が
聞こえる。来客中なのだろうか?と思う。
上がって、見ると右の居間のTVから最高ボリュウームの音量のTV音
つけっぱなしで、誰もいない・・
左の客間に入ると、母がソファーに座り、ここも大音量でTVを鑑賞中だった。
『居間のTVつけっぱなしだよ』と言うと『あれ?そうだった?』とすまし顔
どうやら、二つの部屋でつけっぱなしは日常茶飯事らしい。
換気扇やストーブつけっぱなしは、母の昔からの特技なのだが(-_-;)
実家がよくぞ今ままで、火事に合わなかったのが奇跡としか言いようがない。
まあ?隣には本家である従妹夫婦が住んでいて、その奥さんや近所の人が
常に訪問してくる家なので、
安心し同居出来ない事情の後ろめたさがあるのだが・・
来る度に、まだまだ大丈夫と思ってしまうのはもしかしたらいい訳に
過ぎないような気持ちになる。
生活して行く上で、大音量はいいが火事だけは困る。
しかし?新聞の勧誘も跳ね除けた武勇伝を聞くと、
まだまだ行けると思ってしまう。
昭和、平成、令和を生き抜く90代は、もはや私達も同じ3時代で
ジエンドを迎えそうだが。。
母は、100歳で1人暮らしを続けた新記録になりそうな気配だ。