かねてからお誘いのあった転職先。
仕事内容を聞くだけでもと、面談する事に
誘われたのは、元上司。
長年の付き合いで、くされ縁だが、男女関係は一切ない？
お互い、妻や夫、子供のある身。
恋愛感情は不思議に湧いた事がないが、
気の合う男友達と言ったところか？
人脈と、今までの経歴で60代の後半だが
顧問や仕事のオファーがあるらしく、
経営や人事も携わっているので、誰か知ってる人いない？
とか声を掛けてくる。
確かに、60代でお声を掛けていただくのは、
この世の中で奇跡に近いのかも？
履歴書なしの面談だったが、
『是非！前向きに検討して下さい』と言われた。
今までと同じ業種の所だが、
母体が、結構大きい企業で現在の所よりかは、福利厚生が
整っていると見える。
まずは、今の給与より2,3万上がり、勤務時間も減るし、
通勤距離が今までの半分強だ。
65才で定年だが、その後は勤務延長も可能とか？
まさか？70才まで働きたくないが・・・
表面だけを見れば、夢のようなお話だ。
一瞬、現在の会社に対して、退職理由をこうゆう条件で
お誘いがあるから辞めるといったらどう反応するだろうか？
もしかしたら、同待遇にしてくるかも？
という考えが頭をよぎった。
しかし？例の上司だと、それがどこかとしつこく聞き出し、
言わないと自分であらゆる手を使い阻止するかも知れない。
今までに退職した人の例もあり、やり方を見てきた私としては、
無難に一身上の都合の方がいいのかも知れない。
そんな事を考えている内、何もかも面倒くさくなった。
本心は、
・今さら、転々としたくない。
・同じ業種なら取引先はほぼ同じ顔見知りに合い、
転々していると見られる。
・まず、能力の衰え
たとえ、同業種、同仕事内容でも又1から学ぶ自信がない
記憶力の欠如は最近増加中だ
・新たな人間関係で悩みたくない
・でもやはり給料は魅力的 カードローンの返済額を
増やせる
まあ、こんな所だが まだ時間があると考えるとあっと言う間
に日にちがたつ。
その後、ショッピングセンターをぶらりブラリとうろついていた。
この九谷焼の支柱には、なぜか？いつも見入ってしまう。
