はるか20年位前に勤めていた会社の同僚と久々に会い、
ランチした。彼女は、60才を期に其処を退職した。
丁度、内孫の世話と言う理由もあったが。
今、休業期間だからこうやって昔の友にも会える。
30代から40代にいた所だったが、仕事仲間や社内の雰囲気は
至ってよく、よく飲み会、慰安旅行等 社内行事も多く、
親しい仲間とは、スキー旅行に行ったりした所だった。
当時は、リストラと言う言葉が蔓延し出した頃だ。
その会社では、本社が東京にあり講習とかで出張に行ったりした事もあった。
現在は、同種企業に吸収合併されたが、その支店は営業売上が
よかったので、残されたらしいが、
私の在籍中の後半あたりから、現場からリストラの嵐が始まった。
事務所内には、女子事務員が5,6名、入社当時は10名位いた。
結婚退職や、自己退職で補充せずその人数になった。
年齢的に、中間層にいた私だが真っ先に切られるとは、思っていなかった。
正に青天の霹靂というやつだ。突然の上司の呼び出し。突然の宣告。
今思い出しても、苦い思い出だ。帰社時刻に宣告され、今日ランチした
同僚で先輩でもある彼女の家が近くで一番仲の良かった友だったので、
私は、先に帰社した彼女の家に泣きながら事を伝えに行った。
彼女は、あの時の事を今でも鮮明に覚えていると言っていた。
その後、私はもう会社へには出社しなかった。それ位ダメージが
大きかったのである。なぜ?自分なのか?その恨み辛みが何時までも消えなかった。
後からその理由を考えさせられ、自分なりに結論付けたのが、
自分は、上司に気にいられていなかったと言う事だ。
言葉の端々で、他の女子社員に対する態度と私に接する態度が
違っていたように思う。憶測に過ぎないが、
その後の情報では、リストラを宣告した上司が後悔の言葉を漏らしたとか
聞いたが、それすら詭弁に思えた。
そして、それがトラウマになり次に勤めた所もリストラに合うかも?
という危惧も生まれた。
あれから、20年も経ち今リストラされたあ~とあっけかんと
言える時代になったような気がする。リストラされて開き直り、
それを原動力にステップUPして違う道を開く人もいる。
私は、その後も転職を繰り返し、色んな会社を経験したおかげ?で
事務能力をつける事が出来た。(現在は老化で衰退の一歩だが・・)
もしリストラされなかったら習得できなった事もある。(かなり負け惜しみ?)
人生色々とは、この事だ。この後私の転換期だったのだろうか?
家庭でも子供の進学問題や家庭内暴力、姑との葛藤、別居に至り
波瀾に満ちたものだった。それも、これも、あれも全ては今だから
語られる事だが・・・
ファミレスで、延々4時間もシャベクリってた。