還暦の誕生日に定年だと思っていたが、ゆるくブラックで、零細企業の会社だが、
どうやらまだ65才までは、在職出来るらしい。
金銭苦で借金持ちの私としては、
図太く居残る事にした。
仕事先は、常に、人手不足で募集をかけているが、
上司と経営者が、私の目の前で応募に来た人材の履歴書を見て、
話し込みだした。応募してきたのは、60代。
『この年で、まだ仕事を捜さなければならないなんて・・』
『今まで、何してたのかな?趣味で仕事するには、キツイしなあ~』
履歴書は、短い期間の転職歴が多い。
資格や免許を持っているなら、未だしも
小規模の所だから、雇って貰えると思っているのだろうか?とか
言いたい放題だ。
まるで、私に聞こえよがしに言っているようにも捉える。
そういう話は別室でやってもらいたいと思うが、
ある意味、当てつけともとれる。
心意を聞きたい所だが、聞こえないふりで無表情を通す。